経験をより有意義なものにしたい人は、成長が加速できます。
また、幼少から学生まで棚卸したが腑には落ちていない人は、広い視点を持ち次なる取り組みができます。
そんな話をしていきたいです。
まず経験と体験は分けて考えています。
漢字にある通り、ただ経ただけのものを”経験”として、体で感じるほど、つまり自分のものとして感じられた経験を”体験”とします。
では、その体験にするためにどうするか。
以下のような5種類の体験から得た学び、体験知があるとします。
5種類の体験知とは、
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1. 過去のあなたの深層知
2. 過去のだれかの擬似知
3. 現在のあなたの新鮮知
4. 現在のあなたの醸成知
5. 未来のあなたの想像知
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です。
一つづつ見ていきます。
1. 過去のあなたの深層知
ここは棚卸しに当たる部分。
幼少期は何が夢でしたか?
幼少期は何が辛かったですか?
など、より遠い過去の記憶を引っ張り出すことによって、今の自分に繋がっている事柄を探します。
いわゆる自己分析で振り返るとは、ここのゾーンかと思われます。
2. 過去のだれかの擬似知
二つあります。
(1)人の話を書で読む
いわゆる自己啓発本とも言われる。あと偉人伝もここに該当する。人が体験してきたことを文字で読むことにより、頭の中でその人の記憶を体験します。まさしく疑似体験。
(2)人の話を生で聞く。
これが人と関わっていて得られるまた一つの知です。相手はあなたではない。でも相手の話を聞くと、あなたの中に同じような記憶が入っていくのです。
注意点として、相手がうまいこと話せなかった場合は、ここの効果は薄れる。もしくは効果をあげたい場合は、みずからの理解する力をあげる、もしくは相手から話を引き出す引出し力を伸ばしていきましょう。
3. 現在のあなたの新鮮知
これは何かを経験した直後に振り返る。時間にすると数時間以内を指します。新鮮なうちに食べた方が美味しい食べ物があるように、経験もした直後に振り返り、学びを得たのは何か?と問うと良いのです。またこれはできれば誰かにアウトプットしながら、相手からも意見をもらったりするとより深い学びとなると思います。OJTのように誰かがいるのは良いものです。
4. 現在のあなたの醸成知
これはいわゆる日記。一日の寝る前に振り返ることを指します。時間を置くと人は途端に冷静になれます。その時に”しか”気づかないことが山ほどある。だからあえて時間をおいて見直すと良いのです。
5. 未来のあなたの想像知
未来起こっていないことを経験する。これが人間の素晴らしさかなと思っています。未来がどうなるのか?車が浮いて空間を走っていたり、自分にしか見えない大きな画面が目の前に表示されていて…と、想像する。そしてあたかも経験したように感じる。その実現を目指し、真の体験を目指し進めていく。
この未来へ積極的に頭を働かせることが大事だと思います。
もしかしたら、1~4がしっかりと作られ、それらが絡み合ってこの未来への想像知が深まるのかなと考えます。
誰しも何かしらの経験はしているものです。
この文章を見ている人は生きている人ですから。
だからそれまで何かは”経て”きているはずです。
そこから、どう積極的に見出していくのがか、そこが重要です。
ぜひこの5つの視点を持って、経験を体験としていきましょう。
またこれらの文章も自分の体験知が広がり、深まったら進化版の話になっていると思います。
以上です。
お読みくださりありがとうございます。
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